教えて!FP
第13回 優遇金利を利用して住宅ローンを有利に借りよう
民間の金融機関が用意する住宅ローンは、複数の条件を満たすことで「優遇金利」を適用することができます。優遇金利のしくみを知って、できるだけ有利な住宅ローンを選びたいものです。
そもそも金融機関にとって、金利は、貸したお金をきちんと回収できるかどうかを測る尺度の役割を果たします。つまり、「金融機関がお金を回収できないリスクが減るなら、その分金利を優遇して安く貸します」というのが優遇金利の考え方です。
住宅を購入する際、頭金の割合が多いケースやいわゆるエコ住宅などのように、物件の断熱性や耐久性が一定の条件を満たした優良物件は優遇金利が適用されますが、これは、いざというときの担保の価値が保証されるからです。また、大手企業に勤めているなど、住宅ローン申込者が信用できると判断されれば、優遇幅が大きくなることもあります。
優遇金利には大きく分けて「当初10年間の固定金利期間は2%優遇、その後は完済まで1%優遇」というように、最初に大きな優遇があるものと、「1.2%を全期間優遇」というように、小さな優遇がずっと受けられるものの2つのタイプがあります。
前者のタイプが向いているのは、そもそも返済期間が短めの人やこれからどんどん繰り上げ返済をして返済期間を短縮する予定の人。残高が大きい当初10年間の金利が低くなっているので、大きな優遇でこの間の利息負担を大幅に減らせます。
後者のタイプが向いているのは、返済期間が長い人。途中で繰り上げ返済ができそうにない人や返済額が途中で増えると困るという人は、全期間にわたって優遇を受けられるタイプの方が安心して返済できるでしょう。
第13回 優遇金利を利用して住宅ローンを有利に借りよう
そもそも金融機関にとって、金利は、貸したお金をきちんと回収できるかどうかを測る尺度の役割を果たします。つまり、「金融機関がお金を回収できないリスクが減るなら、その分金利を優遇して安く貸します」というのが優遇金利の考え方です。
住宅を購入する際、頭金の割合が多いケースやいわゆるエコ住宅などのように、物件の断熱性や耐久性が一定の条件を満たした優良物件は優遇金利が適用されますが、これは、いざというときの担保の価値が保証されるからです。また、大手企業に勤めているなど、住宅ローン申込者が信用できると判断されれば、優遇幅が大きくなることもあります。
優遇金利には大きく分けて「当初10年間の固定金利期間は2%優遇、その後は完済まで1%優遇」というように、最初に大きな優遇があるものと、「1.2%を全期間優遇」というように、小さな優遇がずっと受けられるものの2つのタイプがあります。
前者のタイプが向いているのは、そもそも返済期間が短めの人やこれからどんどん繰り上げ返済をして返済期間を短縮する予定の人。残高が大きい当初10年間の金利が低くなっているので、大きな優遇でこの間の利息負担を大幅に減らせます。
後者のタイプが向いているのは、返済期間が長い人。途中で繰り上げ返済ができそうにない人や返済額が途中で増えると困るという人は、全期間にわたって優遇を受けられるタイプの方が安心して返済できるでしょう。
記事一覧
- 第1回 そもそもキャッシングとは?
- 第2回 チェックするポイントは?
- 第3回 住宅ローンを選ぶポイント
- 第4回 リボ払いに要注意!
- 第5回 金利の数字が意味するもの
- 第6回 キャッシングとカードローン
- 第7回 誰でも借りられる?
- 第8回 ネットキャッシングの手続き!
- 第9回 教育ローンは金利に注意?
- 第10回 パート.アルバイトでも?
- 第11回 金利を先取り
- 第12回 どれくらい借りられる?
- 第13回 有利に借りよう
- 第14回 自分の信用情報!
- 第15回 住宅ローンの金利動向!
- 第16回 住宅ローンは借りにくい?
- 第17回 総返済額を大幅カット!
- 第18回 離婚で住宅ローンは?
- 第19回 女性専用ローンって?