キャッシングのツボ

第10回 総返済額について考えよう

キャッシングに限らず、お金を借りたときに払うのが利息です。返済期間を通じて支払う利息と、元金を合わせた金額を総返済額といいます。今回は、この総返済額にスポットを当てて、キャッシングのコツを考えてみましょう。 

キャッシングと上手に付き合うためには、支払う利息ができるだけ少なくなるように借りて、返せばよいのは言うまでもありません。利息は、借入金の残額に応じてその都度計算されます。 

たとえば、40万円を金利18%でキャッシングした場合、1回目の返済金のうち、5917円が利息の支払にあてられます。毎月2万円返すなら、残りの1万4083円が元金の返済にまわされます。2回目は利息が5709円、元金返済が1万4291円という内訳に。 

このように、一般的な返済方法の場合、毎回返済額の一部が利息にあてられ、残りが元金の返済にまわされます。このため、いくら利息を払って、いくら元金を返しているかハッキリとわからないのが現状です。 

そこで、注目すべきが総返済額。総返済額をできるだけ減らすようにすれば、結果的に支払う利息も少なくなります。総返済額を減らすコツは、ズバリ「できるだけ低い金利で、できるだけ少なく借りて、できるだけ早く返す」の3原則です。 

このうち、「できるだけ早く返す」ためには、毎月返済額を増やす方法があります。次の図は、40万円を金利18%でキャッシングしたときに、毎月2万円ずつ返すプランと、3万円ずつ返すプランの比較です。

毎月返済額 返済回数 総返済額 支払利息
2万円 24回 47万 7759 円 7万 7759 円
3万円 15 回 44万 8840 円 4万 8840 円

 

総返済額は3万円ずつ返したほうが、2万8919円少なくなっています。たとえ、毎月2万円ずつ返せばよい契約でも、少しがんばって3万円ずつ返していけば、総返済額を減らすことができるのです。

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