キャッシングのツボ

第18回 人柄をチェックする対面与信とは?

前回は、キャッシングするときの審査基準の話をしました。これらの基準をクリアして、書類上の諸条件をパスできても、実はもうひとつ大きな決め手となるものがあります。それが「対面与信」。いわゆる面接です。

なんだか、書類選考を経てから面接を受ける企業の入社試験や、舞台に立つためのオーディションと似ていますね。

最終的にお金を貸すに値する人かどうかは、借りる人の人柄を、貸す側の人の目で審査することになります。この審査によっては、書類上で不利だった人でも貸し出し額が上がることもありますし、反対に、書類上での審査よりも貸し出し額が下がる人や、借りられなくなってしまう人もあります。

ところで、数年前に流行った「ラララ無人くん......」というテレビCMを覚えている人も多いことでしょう。無人くんという名に象徴されるとおり、消費者金融の自動契約機のなかには人がいません。それはこの会社に限らず、どこの会社でも同じことです。では、人がいないのにどうやって審査するのでしょうか?

実は、無人の自動契約機のなかにはカメラが仕掛けられています。このカメラを通して、タッチパネル等で契約手続きを進める人の様子を撮影し、消費者金融の社員がモニター越しにチェックしているというわけ。

無人だからといって油断は禁物なのです。

最近では、ネット上の申請だけで入金してくれるネットキャッシングが増加しています。この場合には、対面与信の代わりに、過去の取引履歴から、信頼できる人かどうかをチェックすることになります。

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