キャッシングのツボ

第23回 悪質な業者の手口を知ろう!

前回は、登録番号の有無や上限金利からヤミ金融業者を見分けるコツをお話しました。今回は、そうした悪徳業者の手口をご紹介していきます。

「チケット金融」
代金後払いでチケット(高速道路や新幹線の回数券など)を販売し、後から指定した金券ショップなどで現金化させ、1週間後に支払いを迫る方法です。金券ショップでの換金価格は定価の6~7割ですが、業者への支払いは額面金額のため、1週間で実質3~4割の利息を払うことになります。

「整理屋」
「債務を整理・解決します」と広告を出して、多重債務者から現金を「整理手付金」として預かり、整理をしないでだまし取る方法です。

「買取屋」
クレジットカードで商品を買うことを条件に融資をする方法です。買った商品は定価以下の安い金額で業者が買い取るので、利用者はクレジット会社への支払いと業者への借金を抱えることになります。

「架空請求」
クレジット会社等から債権を譲り受けたと偽って債務の返済を求めたり、使ってもいないアダルトサイトの使用料を請求したりして、指定する金融機関の口座に金銭を振り込ませてだまし取る方法です。身に覚えのない請求メールが届いても、無視しておきましょう。

「名義貸し」
「お金を借りるだけのアルバイト」と称して消費者金融から金銭を借り受けさせ、アルバイト料を払いつつ発行されたカード(暗証番号も)や金銭をだまし取る方法。だまし取ったカードで返済と借入を繰り返しますが、返済されているあいだはなかなか発覚しないため、長期間だまされていることに気付きにくいという特長があります。

「押し貸し」
契約もしていないのに勝手に銀行口座に現金を振り込み、高金利の利息を一方的に請求する方法です。

「家具リース金融」
利用者が持つ家具一式を買い取る売買契約を結び、その売買代金としてお金を貸す方法。家具はそのまま家に置いておいて、リース料として法外な利息を取ります。同様な手口として車リース金融もあります。

多重債務を抱えているものの返すあてがないなど、弱い立場にあるとこうした手口に騙されがちです。あらかじめ悪徳業者の手口を知って、騙されないように気をつけましょう。

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