キャッシングのツボ

第56回 クレジットカードとお金の流れ

普段なにげなく使っているクレジットカードですが、これも立派な借り入れです。クレジットカードを利用した場合のお金の流れをちょっと考えてみましょう。

クレジットカードをつくるときには、最初に審査があります。ここでカード会社はカードを発行していい相手かどうか、カードを発行する場合には利用限度額をいくらにするかなどを決定します。このあたりの話は前回もお話ししました。

ぶじに審査を通過すると、クレジットカードが発行されます。即日発行されることもあれば、後日郵送されることもあります。

カードを受け取った後は、カードを持って買い物に行くことになりますが、現金を持っていなくても買い物ができるのはどうしてでしょうか?

クレジットカードを利用できるのは、クレジットカード会社と契約をしているカード加盟店に限られています。カードを使って買い物をすると、お店の人がカードデータを端末に取り込みますが、ここではカードの利用限度額を超えていないか、盗難届の出ているカードでないかなどを照会しています。

問題がないことが確認できたら、商品を受け取る代わりに売上伝票にサインをします。お店は、私たちがサインをした売上伝票をカード会社に送って、カード会社から代金の支払いを受け取ることになります。

ここから先は、代金の立て替え主がカード会社に移ります。私たちは、後日カード会社から郵送された利用明細書を受け取ってカード利用の内容を確認します。特に問題がなければ、その数日後に、カード利用代金が契約時に指定した銀行口座から引き落とされて、決済が完了します。

クレジットカードを利用したら、売上伝票を必ず受け取って保管しましょう。利用明細書が届いたら、内容に間違いがないか伝票と照らし合わせることも忘れずに。もしも請求に間違いがあったら、カード会社への問い合わせをするときにこの伝票が役に立ちます。

利用明細書の内容を確認したら、伝票は処分してもかまいませんが、利用明細書は念のため1年ほど保管しておきましょう。読まずにポイ捨ては厳禁です。

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