キャッシングのツボ

第48回 返済シミュレーション(2)会社員 タロウさんの場合

バイクが趣味のタロウさんは、会社員3年目。
大きめのバイクが欲しいと思っていたら、馴染みのバイク店のオーナーから
タロウさんにピッタリのバイクを入庫したと連絡が入りました。

走行距離数がわずかで新品同様の中古バイクは、新車よりもかなり割安で買えるとあり、まさにタロウさんの理想どおりです。

「欲しい!!」

とおもって預金通帳を見たところ、あと数万円足りません。それに、手帳にはすでにたのしいイベントの予定がいくつか埋まっていて、いま一文無しになるわけにもいきません。

「ボーナスが入ったら絶対に買いにきます。ボーナスまで待ってくれませんか?」

とオーナーに直訴したのですが、人気の商品であることを理由に断られてしまいました。

「困った・・・」

タロウさんは、いろいろ考えた末に、はじめてキャッシングを利用することに。選んだのは「30日間無利息」のもの。
これなら、ボーナスが入ってすぐに返済すれば、手数料を払うこともなさそうです。

そんなタロウさんに、30日間無利息キャッシングを利用するときの注意点をふたつ教えちゃいましょう。

まず、無利息期間は、「利用日」ではなく「契約日」から計算されることを知っておきましょう。
例えば、1日に契約をして5日に利用した場合には、無利息期間が30日に終了します。
借りてからの日数は30日に満たなくても、無利息期間が終了するので注意が必要です。

ふたつめは、利息のかかり方について。30日無利息の場合、契約日から30日以内に返済すれば利息はかかりませんが、契約日から31日目以降に返済した場合には、利用日初日からの利息がかかります。

例)11月1日に契約、11月5日に利用。12月3日に返済した場合。
「契約日」から返済まで30日以上経っている⇒利息がかかる
「利用日」から返済までは28日⇒支払う利息は28日分

このケースで、10万円を金利18%で借りた場合にかかる利息は、以下の通りです。
10万円×0.18÷365日×28日=1381円

ちなみに、このケースの場合だと契約日から30日目となる11月30日までに返済をすれば、利息がかかりません。

30日間無利息のキャッシングで、理想のバイクを一足はやく手に入れたタロウさん。「契約日」と「利用日」の違いに注意して早めに返済しましょう。

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