キャッシングのツボ

第32回 旅行先で海外キャッシング(2)

前回に引き続き、海外キャッシングの続きです。今回は気になる海外キャッシングの手数料についてお話します。

海外でキャッシングする場合には、日割りで金利がかかります。利率はカードにもよりますが、だいたい20%前後だと思っておきましょう(詳細はカード会社にご確認ください)。

手数料の計算式は以下のようになります。



これを海外で1000ドルキャッシングしたケースで、シミュレーションしてみましょう。

<海外で1000ドルキャッシングした場合>
(前提:年利20%、利用日から50日後に口座引き落としで返済したケース)



1ドルが105円だとすると、このケースでは1000ドルを借りるのに、105×27.4=2877(円)の手数料がかかります。

では、海外キャッシングをしないで、国内の銀行でドル紙幣に両替してから旅行に行った場合には、いくらかかるでしょうか?

ある都市銀行の場合、1ドル両替するごとに、片道3円の手数料がかかります。1000ドル両替するために必要な手数料は、3円×1000(ドル)=3000(円)となります。

もしも多めに両替していくと、余った外貨を日本円に戻すために、帰国後さらに1ドルあたり片道3円の手数料がかかります。現金を余分に持っていくと、手数料負担が大きくなってしまいます。

これより、手数料が日割り計算される海外キャッシングは、短期の旅行に向いていることがわかりました。口座引落し日を待たずに、帰国後すぐに繰り上げ返済すれば、さらにお得度がアップします(繰り上げ返済できないカードもあります)。

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