キャッシングのツボ

第41回 多目的ローンとカードローンってどう違うの?

マイホームの購入なら住宅ローン、自動車の購入なら自動車ローン、子どもの進学なら教育ローンを借りるのが一般的です。では、引越や自宅のリフォーム、資格取得、病気の治療といったその他の目的でお金を借りたいときには、どうしたらいいのでしょうか?

そんなときはまず、日頃お付き合いをしている銀行に相談をしてみましょう。各銀行では「多目的ローン」といって使い道を限定しないローンを用意しています。銀行によってはフリーローン、自由ローンなどいろいろな呼び方をしています。

多目的ローンの特徴は、使い道を限定していないところですが、事業資金や投資資金などに使うことは認められていないので注意しましょう。

多目的ローンの金利は、住宅ローンや自動車ローンよりも高く、カードローンよりも低いのが一般的です。どこで借りるかにもよりますが、6~10%程度に設定しているところが多いようです。

ローンを利用するためには、まず申込みをします。店頭に出向くほか、インターネットでも申込みができます。申込み時には、銀行の口座番号や利用目的なども記入します。過去の取引履歴や利用目的から、貸出しの審査が行われます。

申込みからだいたい1週間~10日程すると仮審査の結果が出ます。無事に仮審査に通ったら、必要書類や印鑑を持って銀行に出向き、最終審査と契約を行いましょう。

このように使い道が自由で、金利も低めに抑えられているのが多目的ローンのいいところですが、手続きに時間がかかり、審査が厳しいという難点もあります。ある程度まとまったお金が必要なときには、金利の負担を抑えるためにもなるべくこちらを利用しましょう。

それに対して、カードローンははじめての取引でも、かんたんな審査ですぐにお金を借りられる手軽さが魅力です。ただし、金利は銀行の多目的ローンよりもや や高めな傾向にあります。給料日直前に突然出費があるときなど、緊急でかつすぐに返済できる目処があるときには、カードローンが向いています。 ローンの種類をよく知って、用途に応じて賢くローンを使い分けましょう。

記事一覧

あなたにぴったりのカードローンを検索