キャッシングのツボ

第60回 キャッシングのティッシュ広告を読み解こう(1)

駅前や街中でよく配られているキャッシング会社のポケットティッシュ。普段あまりじっくりと読むことはありませんが、広告にはどのようなことが書いてあるのでしょうか。

ここに、ひとつの大手消費者金融が配っていたポケットティッシュがあります。パッと見て目立つのは、自動契約機の地図と受付時間、「お勤め帰りでも大丈夫!」という文字です。

朝、駅でティッシュを受け取ったときに、「仕事帰りにここに寄ろう!」と思ってしまいそうですね。

しかし、重要なのは半分から下にある小さな文字。ここにはキャッシングを利用する前に知っておきたい貴重な情報が満載です。利用するキャッシング会社を冷静に選ぶためにも、ここに書いてあることを、ひとつひとつ読み解いていきましょう。

◆ご融資額/1万円~300万円
融資とは、利息を取ってお金を貸し出すこと。ここの会社では1万円からキャッシングを利用できます。「給料日前にちょこっとお金が足りない!」というときに気軽に利用できる金額ですね。上限額は300万円。300万円を超すお金は気軽にキャッシングというわけにはいかないようです。

◆貸付利率(実質年率)/7.7%~18.0%
貸付利率とは、借りたときに支払う利子、すなわち金利を意味します。実質年率とは、1年間にどれくらいの利息がつくのかということ。消費者金融では、借りた日数分だけ利息がかかる日割り計算をするのが一般的ですが、この「実質年率」を計算式に当てはめれば、借りた日数分の利息を計算することができます。

【計算式】借入残高×「実質年率」÷365×借入日数

たとえば、実質年率18.0%で、10万円を30日間借りたときに支払う利息は、
10万円×18.0(%)÷365×30(日)=1479(円)ということになります。

「キャッシングのティッシュ広告を読み解こう!」。次回もお楽しみに!

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