キャッシングのツボ

第44回 トラブルを防ぐ(2)なりすまし

「うっかり財布を落とした!」

そんなとき、現金の行方とあわせて気になるのが、財布に入れていた健康保険証などの身分証明書の行方です。

もしも健康保険証を拾った人がそれを悪用して、勝手にお金を借りてしまったら・・・と考えると、落とした現金の行方以上に不安が募ることでしょう。


この「なりすまし」を防ぐには、紛失に気がついたときに、すばやい対応をすることが重要です。

● 警察へ遺失届けを出す
● 健康保険組合や社会保険事務所で健康保険証を再発行してもらう
● 個人信用情報機関に健康保険証の紛失を登録する

このような手続きを速やかにしておけば、仮に身に覚えのない借金の返済を迫られたとしても、返済を断ることができます。

ただし、実際のところ、他人の健康保険証を手に入れても、それだけでかんたんにお金を借りられるわけではありません。

キャッシングやローンの審査では、本人確認のために様々な調査をしています。申込み時には、勤務先や勤続年数、年収、住所や持ち家の有無などの個人情報を、書類の記入や面談などでこまかく聞き出していきます。

そのなかで、どこかつじつまが合わないところがあれば、融資は実行されません。そのため、まったくの他人によるなりすましが成功するケースはそれほど多くありません。

それに対して、意外と多いのが、家族や友人など、ごく親しい人による「なりすまし」です。個人情報をこまかく知っている人が身分証明書を悪用すると、その分融資が受けられる可能性が高くなります。くれぐれも気をつけましょう。

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