キャッシングのツボ

第46回 VIPローンってどんなもの?

映画館のVIPシート、スポーツ観戦のVIP席、空港のVIPルーム・・・。
VIPと名がつくと、それだけで特別感や高級感が漂いますが、キャッシングカードにもVIP専用のものがあることを知っていますか?

キャッシングのVIPローンと、一般向けキャッシングの一番の違いは、その融資枠の大きさにあります。

学生向けのキャッシングの場合、融資枠は30~50万円程度、一般のキャッシングでも50~300万円を上限としているところがほとんどです。しかし、VIPローンの場合には、無担保であるにもかかわらず、融資枠が500万円と大きくなっています。

もちろん、融資枠が大きいからといって、かならずしも満額まで借りる必要はありません。当面50万円しか借りなくても、いざというときに500万円まで貸してもらえるという「安心感」こそが、VIPローンのメリットなのです。

金利については、50万円だけ借りた場合でも、融資枠いっぱいの500万円を借りた場合でも、同じ金利が適用されます。

一方、融資枠が小さな学生ローンを返済している人が、新たにまとまったお金を借りたくなった場合には、借入先を2社、3社・・・と増やす必要がでてきます。

同じ金額を借りている場合でも、複数のローンを抱えている多重債務者の信用度は、1社からまとめて借りている人よりも低くなります。

信用度が下がると、好条件のローンと契約するのは難しくなるので、結果的に総返済額が増えてしまうことになるでしょう。

VIPローンを契約するには、仕事をしていて、一定金額以上の収入を安定的に得ていることが条件になっています。借りた資金を事業資金に使うことはできませんが、それ以外であれば特に使い道の指定はありません。

VIPローンは、きちんと返済する「信用」があるからこそ、好条件でお金を借りることができる特別なローンなのです。

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